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紫外線は、日焼けによるシミ・そばかす・ニキビなど肌荒れの原因となります。
そのため、紫外線を防ぐ日焼け止めは、肌荒れを防ぎ、きれいな肌を手に入れるために有効なアイテムです。
でも、日焼け止めを敏感肌に使う場合は要注意!
敏感肌に合わない刺激のある日焼け止めを使うと、肌荒れを招くことになります。
息子はGVHDで肌が本当にボロボロなんです最近は日焼け止めも塗るとヒリヒリしてしまうママハグの日焼け止めもヒリヒリでGVHDで皮膚が弱い方で 良い日焼け止め知ってる方 居ますか?ベタベタする物を肌に塗るのが息子は苦手なのでサラサラしてる優しい日焼け止めないですかね
— こっちゃん (@WZtfZeCou3UbAP0) May 12, 2019
てっぺんのモシャモシャがかわいい月笛丸と
千手観音のような、ミニバラさん今日は乾燥してるからか新しく使い始めた日焼け止めが合わなかったのか、肌がカサカサします(*´Д`*)pic.twitter.com/DcdQ4iOBKX
— こつぶまる (@tubutubumaru) May 8, 2019
肌荒れの原因が判明(´Д`)ハァ…
花粉じゃなくて日焼け止めクリームだった(´Д`)ハァ…
化粧せずに日焼け止めだけ塗ってたのにこの肌荒れだから確定だね(´Д`)ハァ… pic.twitter.com/ojbMYXw30i— 真実 (@JDA_ym49) May 6, 2019
日焼け止めを使うことで肌荒れに悩むツイートをよく目にします。
「日焼け止めを使うと、肌がヒリヒリする」
「日焼け止めを使った後、カサカサして肌が乾燥する」
「日焼け止めを使っているのに、日焼けによる顔のシミ・そばかす・にきびなど、肌荒れが増えてきた」
これは、敏感肌なのに、刺激のある日焼け止めを使ったことが原因です。
この記事では、敏感肌にピッタリの肌にやさしい日焼け止めの条件と効果的な使い方をご紹介します。
敏感肌を紫外線からやさしく守って、きれいな美白を手に入れてください。
敏感肌でも安心して使えるおすすめ日焼け止め
刺激の強い日焼け止めは、敏感肌に刺激を与えます。
敏感肌に刺激を与えると、肌トラブルの原因になります。
敏感肌にやさしい日焼け止めを使って、紫外線からやさしく肌を守りましょう。
肌にやさしい日焼け止めは敏感肌に負担をかけることなく、日焼けによるシミの原因となる紫外線を安全に防ぐことができます。
あなたの肌を紫外線から、やさしく、しっかり守って、きれいな美白を手に入れましょう。
敏感肌に合う日焼け止めの条件は、5つあります。
- SPF値が25~30程度
- PA++で、十分
- 水やお湯で落ちる日焼け止めはダメ!ウォータープルーフ機能は必須
- 紫外線カット成分は、紫外線散乱剤のみ配合されている
- 形状は、クリーム(ミルク)タイプ
このような日焼け止めなら、敏感肌でも安心して使うことができます。
敏感肌に合った5つの条件をクリアしたおすすめの日焼け止めはこちらです。
それでは、これから敏感肌に合った日焼け止め、5つの条件を詳しく説明していきます。
条件1.
敏感肌が使う日焼け止めは、SPF値が25~30で十分です
日焼け止めの紫外線カット効果を示す値に『SPF』があります。
人の背中に『日焼け止めを塗布した部分』と『何も塗らない部分』をつくり、太陽光ランプ(UV-B波)を照射し、その影響で皮膚が赤くなるのに必要な紫外線量の度合を比較するという方法で算出されます。
つまり、
SPFの数値の意味
「その日焼け止めが、何も塗らない場合と比べてどれくらい紫外線によるダメージを軽減するか?」
です。
例えば、『SPF25』は、日焼け止めを塗っていない肌に紫外線を1時間浴びて受けるダメージを、25分の1に軽減する効果があります。
だから、SPFの高い日焼け止めほど、効果があると思いがちですが、そうではありません。
次の図を見てください。
これは、SPFの数値と紫外線防止効果の関係を表した図です。
参照:Skin Cancer Foundation,Cancer Council
見てのとおり、SPFは25前後から伸び幅は少なく、SPFは30以上になると、紫外線防止効果にはほとんど変化がないことが分かります。
成分の効果の実際は、SPF25以上で、紫外線から肌を守る機能にほとんど変化はありません。
むしろ、SPF30を超えると日焼け止めの効果は変わらないのに、敏感肌に刺激を与える危険が増えていきます。
なぜなら、SPFを上げるためには、紫外線カット成分をたくさん配合しなくてはなりません。
この紫外線カット成分は、紫外線に当たると、肌の上で化学反応を起こして、肌に刺激を与えます。
高すぎるSPFが肌のヒリヒリの原因になります。
そのため、敏感肌に刺激を与えるほどのSPFは避けて、SPF25~30程度の日焼け止めを使いましょう。
条件2.
敏感肌におすすめ日焼け止めは、PA++で十分です
日焼け止めのPAとは 「プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)」の略です。
UV-A波(紫外線A波)を皮膚に照射して、『日焼け止めを塗布した部分』と『何も塗らない部分』とを比較して、2〜4時間にみられる皮膚の黒化反応をどの程度抑えるかで測定されます。
簡単に言うと、UV-A波による皮膚の黒化を遅らせる能力を表す数値で、+の多さがUV-Aに対する効果の高さを示します。
PA++++
PA+++
PA++
PA+
上記のように、4段階あります。
その意味は、PA+は2~4倍黒化を遅らせる、++なら4~8倍、+++は8~16倍、++++は16倍以上、ということです。
PAもSPFと同じで、実際のUVーAのカット効果は、『PA++++』と『PA+++』の差はありません。
『PA+++』と『PA++』もそれほどありません。
なぜなら、こうしたテストは、風も吹かず、汗もかかない室内で行われます。
それに対して、実際に日焼け止めを使う夏は、汗もかくし、顔も触るし、という環境です。
実際の使用においては、数値通りの結果が出ると信じるには無理があります。
そして、またこれもSPFと同じで、PAが高い日焼け止めほど、敏感肌に刺激を与えます。
むしろ高すぎるPAは、肌のヒリヒリの原因になります。
そのため、敏感肌には、効果と刺激のバランスが良い『PA++』程度の日焼け止めを使いましょう。
条件3.
敏感肌におすすめの日焼け止めには、ウォータープルーフが必須です
『ウォータープルーフ』とは、汗や皮脂、涙などに強く、落ちにくいという効果です。
ウォータープルーフ成分は、シリコンなどの石油系界面活性剤です。
石油系界面活性剤を嫌う人は多いのですが、日焼け止めには必須の成分です。
どんなにきちんと日焼け止めを塗ったとしても、汗や皮脂で流れ落ちてしまうと、何の意味もありません。
皮脂や汗に弱い日焼け止めは、何もつけていない状態と同じです。
敏感肌を無防備に紫外線にさらすことは、石油系界面活性剤と比べようがないほど肌に刺激を与える行為です。
私は実際に自分の肌を使い、同じSPF・PAでウォータープルーフ効果のあり・なしの日焼け止めでテストしたことがあります。
汗をかかないように微動だにせず、テストしました。
その結果、ウォータープルーフ効果のない日焼け止めを塗ったほうは、汗がにじんだ程度で日焼け止めの効果は激減!
バッチリ日焼けしました。
赤くなってヒリヒリと痛かったです。
だから、紫外線の刺激に弱い敏感肌には、絶対にウォータープルーフ効果のある日焼け止めを使いましょう。
日常生活の汗や皮脂なら、それほど高いウォータープルーフ効果は必要ありません。
日常で使う日焼け止めにウォータープルーフは必須とは言え、強すぎるものは避けたいところです。
SPFやPAと同じように、敏感肌にとって、強いウォータープルーフ効果は肌への刺激になります。
「肌に負担をかけないウォータープルーフ効果」の程度の目安は、通常お使いの洗顔料やメイク落として落ちるものです。
ウォータープルーフ効果の高い日焼け止めは、専用のクレンジングでないと落ちません。
このようなクレンジングは、非常に洗浄力や脱脂力が強いために、肌に刺激を与えて、肌荒れの原因になります。
洗浄力の強いクレンジングは、肌への刺激が強いために敏感肌のヒリヒリの原因になります。
また、油分を取り過ぎるために、肌が乾燥してカサカサの原因にもなります。
そのため、敏感肌は、専用のクレンジングが用意されている日焼け止めは避けましょう。
水やぬるま湯で落ちる日焼け止めは、肌にやさしいイメージがあります。
でも、水やぬるま湯で落ちるということは、汗や皮脂でも落ちます。
先ほども言った通り、日焼け止めが汗や皮脂で落ちると、無防備な敏感肌を紫外線にさらすことになります。
敏感肌に紫外線は大敵です。
日焼けによるシミ・そばかす・にきびだけでなく、あらゆる肌荒れや肌老化の原因になります。
そのため、水やぬるま湯で落ちる日焼け止めは避けましょう。
「石鹸で落ちる日焼け止めは、安全でしょう?」と言う人がたまにおられるのですが、大間違いです。
石鹸は脱脂力が強く、洗浄力も最強レベルです。
強い洗浄力は、もちろん敏感肌の刺激になります。
だから、敏感肌の人は、日焼け止めを落とす際に、石鹸を使用するのは避けましょう。
条件4.
敏感肌には、紫外線散乱剤だけ配合された日焼け止めがおすすめです
日焼け止めに含まれる紫外線カット成分には、2種類あります。
ひとつは、紫外線吸収剤。
もうひとつは、紫外線散乱剤。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤には、メリットとデメリットがあります。
- 紫外線吸収剤のメリット
紫外線カット効果が高い。使用感がよい。白浮きしない - 紫外線吸収剤のデメリット
肌の上で熱変換を起こして紫外線をカットするため、化学反応が起きた際、肌への刺激になる。コーティングできない
- 紫外線散乱剤のメリット
化学変化を起こさないので、肌にやさしい。コーティングできる - 紫外線散乱剤のデメリット
使うと白っぽくなる。使用感が悪い
紫外線吸収剤は、紫外線カット効果が高く、伸びもよく、使い心地もサラサラしていて、べたつきなく使えて便利です。
白浮きもしません。
だから、肌が丈夫なら、紫外線吸収剤がおすすめです。
ただ、敏感肌に紫外線吸収剤はおすすめしません。
その理由は、肌への刺激が強く、コーティングもできないために、敏感肌に刺激を与えるからです。
紫外線吸収剤の化学変化による刺激は、肌のヒリヒリの原因になります。
たとえ使用感が悪くても、肌にやさしい紫外線散乱剤が配合された日焼け止めがおすすめです。
紫外線散乱剤だけの日焼け止めは、いわゆるノンケミカルの日焼け止めですね。
注意:最近は、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方を配合した日焼け止めがあります。
このような日焼け止めをあたかも紫外線散乱剤しか配合していないように宣伝している場合もあるので注意してください。
条件5.
敏感肌には、クリーム(ミルク)タイプの日焼け止めがおすすめです
日焼け止めには、いろいろなタイプがあります。
- ローション
- スプレー
- クリーム(ミルク)
など。
この中で、敏感肌におすすめの日焼け止めタイプは、クリーム(ミルク)です。
その理由は、紫外線カット成分が肌に吸収されにくいためです。
逆に言うと、ローションやスプレータイプの日焼け止めは、体内に吸収されやすくなります。
こちらの記事によると、日焼け止めと使うと紫外線カット成分が体内に吸収されていることが分かったそうです。
特に、ローション・スプレータイプの日焼け止めが体内に吸収されやすいことが判明しました。
紫外線カット成分が体に悪いかどうかは分かりませんが、なるべくなら体内に吸収したくないですよね。
だから、体内に紫外線カット成分が吸収されにくいジェルやクリームタイプの日焼け止めをおすすめします。
ちなみに、紫外線カット成分でも紫外線散乱剤(ノンケミカル)のほうが、体内に吸収されにくいことが分かっています。
敏感肌におすすめする日焼け止めの使い方
敏感肌にとって、刺激の少ない日焼け止めを使うことは必須ですが、その使い方も重要です。
いくら肌にやさしい日焼け止めでも、使い方を間違うと肌への刺激になります。
と言っても、そんなに難しいことではありません。
使い方はシンプルです。
1.5分ほどの外出でも、日焼け止めを塗る
紫外線のダメージは肌に蓄積するので、たった5分でも積み重なれば大きな刺激になります。
紫外線が当たる時間と老化のスピードは比例します。
だから、少しでも紫外線のあたる時間を少なくしましょう。
2.2~3時間に一度は、こまめに塗りなおす
どんなに高いSPF、PA、ウォータプルーフ効果があったとしても、時間の経過とともに日焼け止めの効果は落ちていきます。
だから、2~3時間に一度は、こまめに塗りなおしましょう。
特に、長時間、強い紫外線を浴びる前には、塗りなおしは必須です。
3.帰ってきたら、すぐに日焼け止めを落とす
敏感肌でも安心して使えるやさしい日焼け止めであっても、肌にとっては異物です。
紫外線カット成分は、肌に吸収される可能性もありますので、帰宅後はできるだけ早く落としましょう。
面倒ですが、健康には変えられません。
敏感肌におすすめの日焼け止めと使い方【まとめ】
- 敏感肌には、SPF25以上、30以下、PA++、ウォータープルーフ効果のある日焼け止めがおすすめ
- 専用のクレンジングが必要な日焼け止めは、肌への刺激になるので避ける
- 水やぬるま湯で落ちる日焼け止めは、紫外線の悪影響を直接受けるので避ける
- 日焼け止めは、石鹸で落とさない
- 敏感肌への刺激が少ない紫外線散乱剤だけが配合された日焼け止めを使う
- 体内に吸収されにくいクリーム(ミルク)タイプの日焼け止めを選ぶ
以上のポイントを守って日焼け止めを選べば、春先から夏にかけて、あなたの肌への負担がかなり軽減するはずです。
肌のヒリヒリ・カサカサも改善されるはずです。
ぜひ、一度お試しください。
また、もし、あなたの肌にピッタリあった日焼け止めが見つからなければ、敏感肌の私が作った肌にやさしい日焼け止めを試してみませんか?
特に、日焼け止めを使うと、ヒリヒリ・カサカサする敏感肌におすすめの日焼け止めです。
肌にやさしくしっかり守る日焼け止めはこちらをクリック!
更新日:2020.03.01投稿日:2020.03.02