1.小ジワ
目や口の周りにできる表皮性のしわ。
20歳代の若い人でも多くみられる。
肌を乾燥させすぎるために生じる表皮のトラブルが原因である。そのため、化粧品での水分補給や油分補給により回復が可能である。
手指でしわを広げ、そこでしわが見られなくなったら、それは浅いしわなので改善できる可能性が高い。しかし、このまま放置をすれば、やがては真皮に達するしわとなるので、早めのケアが望ましい。
2.大ジワ
皮膚表面の【皮溝】が年齢とともに深くなったものをいう。
周りの皮膚の弾力性が失われることによって生じる。
大ジワの場合も、小ジワと同様に仮性のうちに早めに手入れをし、進行を抑えることが大切である。
大ジワは、真皮のコラーゲンやエラスチンの変性が大きな要因であるため、消すことは不可能に近い。
大ジワの代表的なものは、額のしわ、鼻翼部から口唇両端にかけて、頬とへだてるしわ、上まぶたのくぼみ部分などがある。
3.ちりめんジワ
細かいちりめん状のしわのこと。
体内の異常によって、できやすい。
高熱が出て脱水症状をきたした時や、急激な体重減少、極度の栄養失調などが原因である。時として、皮膚疾患の後にみられることもある。
これらの原因からできたものであるため、原因を除去することで治癒は可能。
つまり、肌の保湿機能を高めるためのお手入れ、良質なタンパク質やビタミンを多く摂るなどの方法である。毛細血管も血行不良を起こしていたり、皮脂腺の分泌活動も低下している可能性もあるので、マッサージやパックも効果が出やすい。
4.表情ジワ
笑ったり、泣いたりする感情的な情緒を表現する際に生じるしわ。
表情筋の収縮によって生じるが、年齢とともにしわの深さが増し、次第に固定化されて目立ってくる。
顔面には約40数個にも及ぶ表情筋があり、それらが互いに収縮したり、弛緩したりして表情が形作られる。その際に出来たヒダやくぼみが表情ジワとなる。そのため、常に同じ表情をしない工夫などで、改善の可能性がある。
それぞれのシワにあった対策方法は『しわ対策の正しいスキンケア』をご覧ください。
投稿日:2013.07.12