収れんとは?
収れんとは、縮むこと。
引き締まること。
また、縮めること。
収縮。
「血管を収斂させる」こと。
出典:goo.辞書より
化粧品における収れんとは?
中には、冷水やアルコールなどで皮膚の温度を一時的に下げる物理的な冷却行為を収れんと呼ぶこともあるが、化粧品においては、収れん作用を持つ成分を配合することを指す。
化粧品においての収れん作用は、皮脂のたんぱく質に作用し、組織(皮膚)や血管を変性させることで凝固させる働きがある収れん剤を配合したものを指す。
その多くは化粧水であり、収れん化粧水はトーニングローションや、オイルコントロールローションと呼ばれることもある。
収れん剤は、医薬品では止血剤や鎮痛剤などになる。
収れん作用のある化粧品の成分
化粧品の収れん剤は、大きくは以下の2種類に分けられます。
- 角質層を引き締める
- 毛穴や汗腺を収縮させる
-
比較的作用が穏やかなもの
- 有機酸(タンニン酸・クエン酸・乳酸・酒石酸など)
- 植物抽出物(シラカバ・ノイバラ・マロニエ・ハマメリス・アロエ・ヨモギなど)
- アルミニウム
- 酸化亜鉛
- 硫酸亜鉛
作用が強いもの
-
アルコール系
- エタノール
- メントール
- ビタミンC誘導体
- ビタミンB6 など
皮脂分泌抑制作用がある成分も併用される
収れん化粧水の作用とは?
角質層に水分・保湿成分を補うほか、皮膚の過剰な汗や皮脂の分泌を抑え、皮膚をひきしめることを主な目的とするもの。
さっぱりとした使用感のためにアルコール(エタノール)がよく配合される。
男性のひげそり後の肌をひきしめ、また殺菌効果を目的として使用される収れん化粧水は、アフターシェーブローションとも呼ばれる。
男性にはさっぱりとした使用感が好まれるため、メンソール(メントール)が配合されることが多い。
ただ、収れん作用には、肌を乾燥させるデメリットもあるため、男女問わず、乾燥肌・敏感肌の方は、使用に注意が必要となります。
投稿日:2018.06.01