<もくじ>
「洗顔をすれば、脂性肌は治る!」私もそう思っていました。でも・・・
朝、鏡に映った起き抜けの顔を見てガッカリ。
鼻のあたりにテカテカ光る皮脂。
指で触るとヌルっとして、なんだかイラっとする。
「まただ!」
とにかく皮脂を落としたくて洗面台へ。
顔中の皮脂が取れてキレイになるように、たっぷりの泡で念入りに洗う。
特に皮脂が出てくる額や鼻は手を抜かない。
おかげで、すすぎ終わった肌は、キュッキュっと音がいそうなくらいツルツルになった♪
これは、顔の皮脂で悩んでいるある女性の一日です。
あなたも彼女と同じように、一番に洗顔のことを考える朝を迎えているのかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
毎日洗顔して脂性肌は改善しましたか?
顔の皮脂は減ったでしょうか?
もし、これまで一生懸命洗顔をしてきたのに、顔の皮脂が止まらず、脂性肌がいっこうに治らないのなら、これまでしていた洗顔方法が、あなたの脂性肌を悪化させていたのかもしれません。
少し私の話を聞いてください。
実は私も、「テカテカになる顔の皮脂を止め、脂性肌を改善するには、洗顔が有効だ」と、思っていました。
でも、自分が化粧品メーカーとして独立して、化粧品や肌について真剣に学ぶうちに、ただ洗顔をすることは、顔の皮脂を減らさない。脂性肌の改善にはつながらないのだと気付きました。
そのときは、かなり驚きました。
あなたも、今の私の話を聞いて、
「そんなわけないじゃない!洗顔は重要でしょ!」
とお思いでしょう。
あなたがそう思うのは当然です。
毎日流れるテレビのCMや、雑誌を見ていると、顔の皮脂やニキビで悩んでいる人が、 たっぷりの泡で洗顔をすると、たちまちツルツル・さらさらのキレイな肌になりますよね。
そういう映像を見ていると、「洗顔さえすれば、顔の皮脂はおさまり、脂性肌は治るものだ」と思うのは当たり前のことなのです。
化粧品業界は、内側から見ると、こんな「かたよった情報」でいっぱいです。
例えば、以前に「指定成分は体に悪い」という情報が世間に広がりました。
おかげで、「指定成分無配合」と謳った化粧品がたくさん売れました。
実際には、表示指定成分の中には、安全性の高い成分もたくさんあります。
このカラクリがわかりますか?
「指定成分は悪だ」という誤った情報でも、テレビや広告で何度も見聞きしていると、人は、なんとなく正しい情報のように思いこんでしまいます。
そんな状況を作った上で、「指定成分無配合」の化粧品を販売するのです。
すると、「無配合」というだけで、お客様は「安全だ」と誤解してくれます。
これが、商品を簡単に売るために化粧品業界がよく使う手法です。
「脂性肌は洗顔をすれば治る」というのも、化粧品業界がわざと作ったかたよった情報です。
実際、私やあなたを含め、ほとんどの人が、これまでずっと「皮脂が出れば、洗えばいい」と無条件に信じてきました。
その結果、ずっと無くならない顔の皮脂で悩み続けている方は多いです。
ここまで聞くと、あなたは、
「これまで洗顔をしていた努力は全部無駄だったのか・・・」
とガッカリした気持ちになるかもしれません。
でも、安心してください。
落ち込む必要はありません。
今よりほんの少し『正しいスキンケア』を知ることで、これまでの努力よりもずっと簡単に、ずっと効果的に、脂性肌を改善することができるのです。
だから、顔の皮脂を止めたい方、脂性肌で悩んでいる方に、正しい知識や情報をお伝えすることを目的にこの記事を書きました。
なぜ私がそんなことをするかというと、私は敏感肌の上に、乾燥肌です。
だから、私と同じ悩みを持つ方の力になれるような化粧品をつくり、販売をしています。
ところが、最近はそんな私に、私とは異なる肌質である脂性肌の方から相談いただくことがとても多くなりました。
先ほども言いましたが、化粧品業界はかたよった情報でいっぱいです。
ですから、「少しでも正しい情報を」と私を頼ってきてくれているのだと思います。
男の私でも肌のトラブルはツライものでしたから、女性ならなおさらのことでしょう。
肌質は違えど、その悩む気持ちは私にはよく分かります。
ですから、少しでも役に立つのなら、という思いで情報を発信することにしました。
これからお話する情報は、あなたのこれまでの常識とは違っているかもしれません。
でも、ここで今、私の話を読んでいるあなたには、きっと役立つ情報だと信じています。
少し長いですが、正しいスキンケアを知っていただくため、ぜひお読みください。
そして、情報を手に入れたあなたは自分の肌を守るため、これからどうすればいいか判断する材料にしてください。
1.顔の皮脂が止まらない本当の理由
一般的に脂性肌の人は顔の皮脂が気になるとまず真っ先に洗顔を始めます。
これは、世間にあふれる広告のせいで「脂性肌といえば洗顔!」というイメージが、いつの間にか刷り込まれているからです。
洗顔料で顔を洗うと、直後はスッキリして、皮脂もなくなりサラサラの顔に戻ります。
でも、そのサラサラは長く続きません。
朝、洗顔をしてサラサラになっても、昼になるとまた顔の皮脂はでてきます。
すると、ほとんどの人は、
「もっと皮脂を取らなくちゃ!」
「この洗顔料はマイルドすぎるから、脂性肌は治らないんだ」
と考えて、どんどん洗浄力の強い洗顔料を使い始めます。
実は、これが、顔の皮脂が止まらない理由です。
『洗浄力の強い洗顔料』とは、例えば、次のようなフレーズが書かれた洗顔料です。
このような洗顔料を使うと、洗い上がりが『キュッキュッ』として、いかにも「洗った!」という爽快感があります。
ベタベタしていた顔の皮脂がすっきりなくなって、とても気持ちがいいです。
でも、「使い心地が気持ちいいこと」が、「肌にとっていいこと」とは限りません。
洗顔料の場合は、洗浄力が強いと、汚れだけでなく 『肌に必要な皮脂』まで取りのぞいてしまいます。
これが問題なのです。
「皮脂」は、ベタベタしたり、テカったり、にきびや毛穴汚れの原因にもなるので、今ではすっかり嫌われ者になってしまいました。
でも、本来、一定の量の皮脂は健やかな肌を保つために欠かせないものです。
肌の表面でフタの役割をして、水分の蒸発を防いだり、 外界からの刺激から肌を守っているのです。
だから、顔の皮脂を取り除いてしまうと肌は無防備になります。
その結果、肌から水分は失われ、乾燥して、外的刺激に弱い敏感な状態になります。
このようになった肌は 自分を守るために、 もっともっとと、過剰に皮脂を分泌しようとします。
これがまさに顔の皮脂が止まらない状態です。
ヒトの皮脂量は、男女ともに20歳頃でピークに達し、その後、徐々に減少していきます。
ですから、10~20代までは、皮脂が多くなるのは自然なことです。
でも、30代・40代以上なのに過剰な皮脂でお悩みなら、肌が乾燥し、敏感になって皮脂が止まらなくなっている可能性が高いです。
● 洗顔で必要な皮脂をとる
↓
● 肌が乾燥して、さらに皮脂をだす
↓
● 洗顔で必要な皮脂をとる
↓
● 肌が乾燥して、さらに皮脂をだす
↓
● 洗顔で・・・
知らず知らずのうちに、こんな悪循環に陥っていたのです。
「洗顔するのをやめる?」
いいえ、一日の汚れやメイクをきちんと落とし、肌を清潔にすることは 脂性肌に限らず、どんな肌トラブルの解決にも欠かせません。
ですから、脂性肌を改善するためには、洗顔を止めるのではなく、 次のような『皮脂を止める洗顔料』を選んでください。
2.『顔の皮脂を止める洗顔料』の見極め方
脂性肌の人が洗顔アイテムを選ぶときに、まず注目してほしいのが『洗浄力』です。
脂性肌を改善するためには、皮脂を取りすぎないことが大切です。
ですから、皮脂をすべて洗い流してしまうほど強い洗浄力は必要ありません。
脂性肌の改善に適した洗浄力かどうかは、洗い上がりの肌状態で判断できます。
洗顔を行った後に、顔を触ってみてください。
「キュッキュッ」という感覚があれば、皮脂を取りすぎている証拠です。
意外!?固形石鹸は
『洗浄力が強い洗顔料』の代表選手
代表的なのは、固形の石鹸。
特に、石鹸素地100%のものです。
石鹸にはなぜか「肌にやさしい」というイメージがあります。
古くからある洗浄剤で、比較的単純な原料で作ることができるためかと思います。
でも、これは大きな間違いです。
石鹸は界面活性剤のかたまりで、脱脂力が非常に強い性質を持っています。
石鹸素地の比率が多いほど、脱脂力は強くなる傾向があるため、例えば『無添加』を謳っている石鹸は特に皮脂を取る力が強い傾向があります。
そのため、石鹸で洗顔をした後は『キュッキュッ』という洗い上がりになることがほとんどです。
つまり、皮脂を取りすぎてしまっているということです。
「無添加」や「手作り」などに多い『石鹸素地100%』の石鹸は、皮脂を取る力が強いです
石鹸以外にも、洗顔後に肌がつっぱったり乾燥したりする洗顔料は、洗浄力が強いです。
これらでは、顔の皮脂を悪化させます。
洗い上がりがつっぱらない。
できれば、しっとりした感覚が残れば、脂性肌の改善にあっていると言えます。
余分な皮脂や汚れだけを落として、肌に必要な皮脂は残す洗浄力のマイルドな洗顔アイテムを選びましょう。
脂性肌の多くは、これまでの過剰な洗顔で、肌の奥が乾燥して敏感になっていることがよくあります。
敏感な肌は刺激に弱くなるため、さまざまな肌トラブルを起こします。
そのため、脂性肌の人はできるだけ肌に負担を与えないように洗顔をすることが大切です。
繰り返しになりますが、肌トラブルを起こすと、肌は皮脂を過剰に分泌します。
脂性肌に負担を与えない洗顔を見極めるには、配合されている成分をチェックしましょう。
たとえば、石油系の合成界面活性剤には、 『肌にくっつきやすく、洗い流しにくい』という性質があります。
何度もすすぎ洗いをしないと落ちた感じがしない洗顔は、このタイプが多いです。
すすぐ回数が多くなると、肌に触れる回数も増えます。
このとき残る摩擦は、肌には負担となります。
また、洗い残しが起こり、洗顔料の成分が肌に残ってしまうのも、もちろん問題です。
特に、敏感になっている肌に洗顔の成分が残れば、余計に肌への刺激となります。
さらなる肌トラブルや皮脂の過剰分泌を招くおそれもあります。
他にも、合成の香料・着色料・アルコールなども、敏感になった肌には刺激となりやすいです。
このような成分を配合した洗顔料は避けることをおすすめします。
このように、脂性肌に適した洗顔料をきちんと選べば、皮脂の過剰な分泌がグンと落ち着きやすくなります。
ここまでの話をまとめましょう。
このポイントを押さえた洗顔料を選べば、あなたの脂性肌改善は半分成功したようなものです。
では、あとの半分の改善方法を、続けてお話しましょう。
これからお話するのは、洗顔以上に重要なことです。
それなのに、ほとんどの人が気付いていないことでもあります。
ずっと見落とされてきた、皮脂対策に必要なお手入れとは?
3.脂性肌の人が見落としていた
顔の皮脂対策に本当に必要なスキンケア
皮脂のとまらない肌は、極度に乾燥して、皮脂を出しています。
外部の刺激に敏感になって、さらに皮脂を出し続けています。
つまり、根本的に皮脂で悩まない肌を作ろうと思うなら、肌の「乾燥」と「敏感」を改善しなければいけないのです。
大切なことなので、もう一度言います。
脂性肌の原因は、肌が乾燥して、敏感になっていることです。
だから、脂性肌を改善するためには、まず、 乾燥肌・敏感肌を改善することが先決なのです。
つまり「保湿」が必要です。
というと、「保湿なんて当たり前のこと、もうやってるよ」と思われるかもしれませんね。
確かに、「保湿」といえば、スキンケアの基本中の基本ですから、あなたも化粧水や乳液などでしていらっしゃると思います。
ただ、 毎日使っている化粧品が次のような化粧品なら、「肌の乾燥・敏感を改善するための保湿」はできていない可能性があるのでご注意ください。
4.こんな基礎化粧品には要注意!
顔の皮脂を止められない3つのタイプ
あなたが脂性肌(オイリー肌)で、次のような化粧品をご使用なら、少し注意が必要です。
- 「オイリー肌用」「ニキビ肌用」など「サッパリタイプ」の化粧品・化粧水
- 肌につけると、スーっと清涼感がある化粧品・化粧水
- 「引き締め効果」「収斂作用」のある化粧品・化粧水
顔の皮脂を止められない化粧品
3つのタイプ
順番に見てみましょう。
「サッパリタイプ」の化粧水は、べたつきがなく使い心地がいいので皮脂でお悩みの方がよく好まれます。
問題は、それ単体では『保湿』ができないということです。
保湿と言うのは、ただやみくもに肌に水分を与えることではありません。
水だけを与えても、すぐに蒸発して、肌は余計に乾燥してしまいます。
だから、化粧水の後には必ずクリームや美容液などの油分の入った化粧品で、肌にフタをしなくてはいけません。
ところが、クリームや美容液といったトロっとした質感の化粧品は、「余計皮脂がでるんじゃないか」いうイメージがあって、使われていないことが多いです。
これでは、肌は乾燥するばかりで、皮脂を止めることはできません。
②のような、肌につけるとスーっとする化粧品や化粧水も要注意です。
スーっとするのは、化粧品の中に揮発性の高い成分(おもにアルコールです)が配合されているからです。
揮発性が高いため、肌につけると瞬間に蒸発し、それが清涼感につながるのです。
ただ、敏感な肌にはこのアルコール自体が刺激となるうえ、蒸発に伴って水分を奪われるので肌の乾燥が進みます。
③の、引き締め効果や収斂(しゅうれん)作用、というのも、②と同じで、アルコールを用いたものがほとんどです。
その効果は一時的なので、効果を求めて繰り返し使用する方が多くいらっしゃいます。
そのたびに、肌は刺激を受けて弱くなり、よけいに皮脂をだそうとします。
では、いったいどんな化粧品を使えば、ちゃんと「保湿」ができ、脂性肌(オイリー肌)を改善しすることができるのでしょうか?
脂性肌(オイリー肌)でお悩みの方は、次のことに気を付けて保湿のお手入れをしてください。
5.顔の過剰な皮脂をとめるために
脂性肌の人が行うべき『保湿ケア』
先ほど少しお話したとおり、保湿とは、「肌に与えた水分を維持すること」です。
そのためには、たっぷりの水分と適度な油分が必要です。
化粧水などで十分な水分を与えたあとに、乳液やクリームなどの油分を与えて肌の水分を閉じ込めるのを忘れないでください。
皮脂の「フタ」という役割を思い出していただければイメージしやすいと思います。
また、洗顔と同様に、肌に刺激を与えることも極力避けましょう。
アルコール・合成香料・合成着色料などが含まれた化粧品は、おすすめできません。
このように、肌にやさしく刺激が少ない化粧品で、水分と油分をバランスよく補えば、徐々に乾燥肌・敏感肌が改善されていきます。
すると、これまで外部の乾燥や刺激から身を守るために皮脂をだしていた肌が、次第に「もう皮脂をださなくていいんだ」と自覚するようになるのです。
こうなれば、肌の水分と油分のバランスが整い、 うるおったサラサラの肌をつくることができます。
ここまでお読みいただいたことを、もう一度まとめてみましょう。
30代からの顔の皮脂対策まとめ
簡単にできる脂性肌改善法
「皮脂を取り過ぎない洗顔を行い、しっかりと保湿をする」
このふたつが、誰でも簡単にできる脂性肌改善法です。
と同時に、誰でも簡単にできる敏感肌・乾燥肌の改善法でもあります。
具体的に言うと、
洗浄力がマイルドな洗顔料で顔を洗い、たっぷりの水分と適度な油分を与えて、肌の潤いを閉じ込めること
です。
実をいえば、私は極度の乾燥肌・敏感肌です。
あなたと症状は異なりますが、同じ「乾燥」が原因で長年辛い思いをしてきました。
だからたくさんの化粧品の中から、自分の肌にあうもの、安心して使えるもの、 そして何より、本当に保湿が出来て、肌の悩みを解消できるものを探しました。
でも、残念ながら、そんな化粧品を見つけることはできなかったのです。
「もう、キレイな肌にはなれないのかなぁ」
一時はそんなふうに諦めかけたこともありました。
でも、
「肌の悩みさえなくなれば、どんなに楽しいだろう、どんなに嬉しいだろう」
そう考えると、諦めきることができませんでした。
あなたも想像してみてください。
- 朝起きて、鼻のテカリがなければ・・・
- 皮脂のせいで、化粧が崩れなければ・・・
それだけで、毎日が楽しくなりそうですよね!
そこで私は、超敏感肌・乾燥肌の自分でも使える、 本当に乾燥を改善することができる化粧品を自分で作ることに決めたのです。
といっても、そんなに簡単にはいきませんでした。
世の中に無かった!
顔の皮脂対策に欠かせない
『保湿』に特化したスキンケア化粧品
- 皮脂を取り過ぎない
- しっかり保湿する
こんなシンプルなことなのに、最初は本当に苦労の連続でした。
なぜなら、化粧品やスキンケアについて勉強すればするほど、 いいことも、悪いことも、それまでの誤解や間違いに気づいていったからです。
簡単に言うと、一般的に「肌にいい」とされていることが「実は悪かった」り その逆だったりということを山ほど知ったのです。
(「洗顔だけしていても、脂性肌は改善しない」ということもそのひとつです。)
正直、目からウロコが落ちることばかりでした。
でも、おかげで「キレイな肌をつくるためには、 常識的な化粧品づくりをしていてはダメなんだ」と気がつくことができました。
そこで、常識にとらわれずに「本当にキレイで健康な肌をつくるためには」 ということだけを考えて、研究を続けました。
その結果、3年の歳月と30回以上の試行錯誤を繰り返して、 この超敏感肌・乾燥肌の私でも満足のいく、 とことん「保湿」にこだわった化粧品ができあがりました。
それが洗顔料の「ダブルクレンジングゲル」と、保湿剤「アクアテクトゲル」です。
テカリ・べたつきをストップ!
顔の皮脂と上手に付き合う洗顔料
脂性肌を悪化させない洗顔料のポイントは2つありました。
- 皮脂をとりすぎず、洗浄力がマイルド
- 刺激が少ない
そこで、まず洗浄力の研究から始めました。
「洗浄力がマイルド」とは言っても、メイクや汚れはしっかり落とさなければいけません。
洗浄力が弱すぎて、メイク汚れが肌に残ってしまうと、 肌トラブルの原因になります。
また、ゴシゴシ洗わないときちんと落ちないようでは、洗顔のたびに摩擦が起きて 肌に刺激を与えます。
これでは、肌が敏感になって、よけいに皮脂がでてしまいます。
「マイルドな洗浄力」と「しっかり落とす」。
矛盾するふたつのバランスをとるのは 一苦労でした。
何度も洗顔料の試作品を作り、テストを繰り返しました。
出来上がった試作品を、まず私が使います。
極度の敏感肌ですから、 洗浄力が強すぎると、肌がパキパキに乾燥したり、ヒリヒリやかゆみを感じます。
私が刺激を感じなければ、メイクをしている女性スタッフに試してもらいます。こう書くと簡単そうですが、実際は大変でした。
私が刺激を感じない、というハードルが予想以上に高かったのです。
原料的には刺激が少ないものでも、私が使うとヒリヒリするものがたくさんありました。
また、何十回とテストして、私が刺激を感じなくても、今度はメイクが落ちません。
そんなことを繰り返して、ようやく、 「皮脂を取りすぎずマイルドで、メイクや汚れはきっちり落とす」洗浄力のバランスをとることができました。
これで、「洗顔することによって肌が乾燥して皮脂がでる」という、 これまでによくあった脂性肌の悪循環を断ち切ることができます。
また、洗浄力以外の点でも「刺激が強い」成分を極力避けることに注意しました。
一般の洗顔料には、泡立て成分として石油系の合成界面活性剤が配合されています。
この石油系の合成界面活性剤には、肌にくっついてとれにくい性質があり、 敏感肌には刺激となる場合があります。
ですから、ダブルクレンジングゲルは、あえて泡立て成分を用いない洗顔料にしました。
泡を立てないと、汚れが落ちにくいようなイメージがありますが、もともと、汚れを落とすのは洗浄成分の役割で、泡とは直接関係がありません。
泡の重要な役割は、肌と手の平の間でクッションの役割を果たし、肌への摩擦を軽減することにあります。
ダブルクレンジングゲルの場合、この泡の役目はゲルという形状そのものが果たしてくれます。
ゲルとは、ぷるぷるしたゼリー状のことをいいます。
泡よりも確かな弾力があるため、しっかりとクッションになってくれるのです。
ぷるぷるのゲルがクッションとなり摩擦を軽減。皮脂過剰を起こしている敏感肌をやさしく洗います
このようにして、肌が乾燥したり、敏感になって皮脂がでている肌質の方に使用していただける洗顔料ができありました。
つまり、「顔の皮脂対策をする洗顔料」です。
さらに時間をかけて研究したのが、「しっかりと保湿をする」保湿剤の開発です。
しっとり&サラサラの肌をつくる
保湿クリーム
『保湿に特化した化粧品』を作るため、あらゆる研究材料を検討して試行錯誤を繰り返しました。
化粧水のように液状のもの、もう少し粘度のある乳液や美容液、さらに粘度の高いクリーム状など、それまでの形状をいろいろ試した結果、行き着いたのが、『ゲル(ジェル)』状でした。
ゲルクリームと言えば、今は当たり前にあるものですが、私が化粧品業界に入った当初は、まだまだ一般の化粧品としては認知されていないマニアックなものでした。
そのような中で私が『ゲル』状を選んだのは、このゲル状という形状が、非常に優れていて、乾燥肌の人にはうれしい特性を持っているからです。
それは、適度にヌルヌルとしているために、肌への摩擦を最小限に抑えるという点です。
ですから、洗顔のし過ぎなどで外界の刺激に敏感になり、皮脂を過剰に分泌している肌にもお使いいただけるようになりました。
そして、何より大切な「保湿力」については、「十分な水分とそれを維持する適切な油分の配合比率は、どれが一番効果的なのか?」と 研究することから始めました。
水分:油分の比率です。
50:50、60:40、70:30、80:20、90:10、もっと細かい設定も試しました。
最終的に80:20が、最も効果がありました。(厳密にはもっと細かい割合です)
偶然にも、赤ちゃんの体内に含まれている水分の割合と同じになりました。
もしかしたら、何か関係があるのかもしれませんね。
広げて実感!
「私の肌って乾燥してたんだ!?」
この水分と油分の割合を見つけたことで、抜群の保湿力を確保することができました。
たっぷりの水分を、20%の適度な油分がしっかり肌に閉じ込めてくれるのです。
ゲル状ですから、見た目にはプルプルしていて、「なんとなく、使い心地が重そうだなぁ」と感じられるかもしれません。
油分の多い、一般的なクリームや乳液と同じように見えるかもしれませんが、これは「ゲル」という形状(見た目)の問題です。
実際にはほとんどが水分でできているので(クリームや乳液のほとんどは油分ですよね)、肌にのせると角質層にスーっと浸透していきます。
そして、ゲルが肌になじんでしまうと、肌はしっとりなめらかになります。
80%の水分と20%の油分・保湿成分を含んだ みずみずしいゲルクリームが肌をうるおします
このアクアテクトゲルを、皮脂の気になる部分には、特にたっぷり塗ります。
すると、肌の水分と油分のバランスが整い、次第に、皮脂の量が調整されていきます。
こうしてしっかり保湿するお手入れをしばらく続ければ、「皮脂がでるのは、肌が乾燥していたからなんだ」と実感できるはずです。
思わぬ、嬉しい誤算
また、ここで、思いがけない嬉しい誤算がありました。
なんと、基礎化粧品がこれひとつでOKになったのです!
試作品を使っていただいた方に聞くと、ほとんどの方が「基礎化粧品は、このゲル1つで十分だ」と言われました。
だから、化粧水や乳液、メイク下地、ほにゃららクリームがいらないのです。
これは、お使いいただいた方に、予想以上に喜ばれました。
特に働いている女性や年配の方からの反響がすさまじかったです。
30代の事務職をしている女性からは、 「朝忙しいときに、何種類もの化粧品を使うのは時間がもったいない。1つで済む化粧品を探していた」と喜びのお声をいただきました。
多くの方に、「スキンケアにかかる時間が少なくなることで、 自分の時間が増えた。」と喜んでいただけました。(スキンケアに1,2時間掛けている方が意外と多かったのには、本当に驚きました。)
こうしてできあがった化粧品のおかげで、あんなに嫌だった私の肌も 「キレイな肌してるな」といわれるほどに、ツルツルになりました。
また、私と同じように乾燥肌・敏感肌で悩んでいる方、 あなたと同じように 皮脂、脂性肌で悩んでいる方々にも、キレイな肌になる喜びを実感していただいています。
その一部をご紹介します。
ずっと脂性肌だと思っていたけど・・・
(越後裕美子様/48歳/愛用歴2ヶ月/青森県在住)
48年間、私の肌は油症だと思い、ひたすら油のとれる洗顔、 サッパリ派の化粧水を使って、 それでも時間がたつと ベトベト。 夏はサンオイルをぬっているような状態でいつも日焼け して しまいました。
ところが貴社のクレンジングゲル、 アクアテクトゲルを使ってみて、驚きました。
ちょっと他の残った化粧水を使った翌日、粉がふいてバサバサ状態。やっぱり浮気はだめですね。ひとすじにプルプルしていきたいです。
顔の皮脂対策に
保湿が必要だとは知りませんでした
(バニヤンさま 愛用歴1ヶ月 29歳 山形県山形市)
いつもお世話になっております。ネットで注文し、使ってみたら「なんだかいいみたい」というのが初めの感想でした。
今まで自分は脂っぽい肌だと思い、脂を取る洗顔に夢中でした。 保湿が必要だとは知りませんでした。
本当にありがとうございます。
ずっと顔の皮脂で悩んできたけど、
もしや私は乾燥肌?!
(ペンネーム:セイ様24歳愛用暦1.5ヶ月)
いつもお世話になります。アースケアさんの商品を使い始めて1ヶ月半になります。もしや私は乾燥肌?! 私はオーインワンタイプの化粧水を使って いたので、アクアテクトゲルの使用感が 最初は嫌でした(ごめんなさい)
でも、1ヶ月使い続けたあと、以前の化粧水に 戻したら物足りなくなり、すぐにアクアテクトゲルを注文しました。
乾燥からくるニキビ、Tゾーンのテカリのことは以前から知っていましたが、 地元の福祉まつりで肌を見てもらったときに、水分量、油分量ともに平均以上でしたので ずっと脂性肌だと思っていました。
しかし、ウキウキ生活通信で「ニキビにゲルをたくさんつけました」という方がいて、早速実行しました。
翌日の肌にビックリ☆私はニキビができたら2~3ヶ月も治らないんです!
それで「もしや私は乾燥肌!?」と思い、Tゾーンがテカリだしたらすぐにゲルをつけるようにしました。
まだ体調によりニキビができたりしますし、シワも気になります。ゲルを続けていきます。
長い間、脂性肌で悩んでいた方にとっては、「サッパリタイプのスキンケア」をやめたり、 「油分の配合された化粧品で保湿する」のは、 最初は勇気がいることだと思います。
でも、実際に「皮脂を取り過ぎない洗顔」と「保湿を重視したスキンケア」を試していただくと、 それまでの皮脂の悩みがウソのようになくなっていく方がたくさんいらっしゃるのです。
だから、
-
こんな人はお試しください
- 本気で脂性肌を改善したい!
- 皮脂のベタベタ、てかり、化粧崩れで悩みたくない!
- 洗顔した後につっぱらない肌になりたい!
- 乾燥肌・敏感肌を改善したい!
- トラブルに負けないキレイ肌をつくりたい!
- 正しい化粧品の選び方を知りたい!
少しでもそう思われるのなら、ぜひ一度、この新しいスキンケアをお試しください。
と言われても、知らない化粧品を使うのは不安ですよね。当然です。
そこで・・・
少しでも「試してみたいな」と思われるなら、まずはこのキャンペーンでお試しセットをご購入ください。
そして、この化粧品が肌にあうかどうか、パッチテストを行ってただきたいのです。
洗顔を繰り返した肌は敏感になっていることも多いです。
また、せっかく購入した化粧品でも、肌にあわず使えなければ、あなたに無駄な手間や費用を おかけすることになります。
それでは、私としてもちっとも嬉しくありません。
ですから、
「いままで化粧品にかぶれたことなんてない!」
「どんな化粧品も大丈夫!」
と思っていらっしゃる方も、必ずお試しセットを使って、パッチテストを行ってください。
今なら、私がこれまでの経験で学んだことをまとめた特別レポート 「化粧品メーカーが本音で語る!敏感肌・乾燥肌の方が知るべきポイント」を おつけしてお送りいたします。
私が化粧品業界で学んだことは、「洗顔だけで脂性肌は治らない」ということだけでは ありません。
それ以外にもたくさん、あなたにお伝えしたいことがあります。
化粧品と同様に、この知識は、きっと、これからのあなたのスキンケアの 大きな手助けとなるはずです。
私の提案があなたの役に立つことを心から願っています。
更新日:2018.10.01投稿日:2014.01.15