ラノリン

  • 表示名称:ラノリン
  • INCIコード:Lanolin
  • 一般名:ラノリン

ラノリンは、どのように作られるのか

ヒツジの皮脂分泌物を精製して得られる、淡黄色~黄褐色のロウ状(粘性)の脂肪物質。

主成分は高級脂肪と高級アルコールのエステルで、ヒトの皮脂に近い組織をもつと言われている。

ラノリンの性質

水には溶けないが、多量の水を吸収する性質がある。

角質からの水分の蒸発を防ぐ働きをもつため、乾燥から肌を守る化粧品に使用されている。

乳化作用、皮膚への浸透作用、湿潤作用、柔軟作用をもつ。

純度の低いラノリンは皮膚アレルギーとなるラノリンアルコールを含んでいることから、純度の高いラノリン(精製ラノリン、吸着精製ラノリンなど)が採用されている。

油性原料、柔軟剤、保湿効果、クリーム剤、乳化安定剤などの目的で、配合される。

ラノリンがよく使用される製品

主に、乳化剤、乳化安定剤、エモリエント剤、保護剤、ヘアコンディショニング剤、油剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、美白クリーム、UVケア化粧品、ファンデーション、アイシャドウ、マスカラ、ヘアトニック、口紅、整髪剤、頭髪用化粧品などに配合。

更新日:2016.08.22投稿日:2013.09.25

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