たくさんある除毛用品の中で、今回選んだのは、『イッティ episara(エピサラ)』です。
『肌に優しい除毛クリーム』というキーワードでネット検索すると、人気商品として紹介されている除毛クリームです。毛を溶かす成分の他に、保湿成分がたくさん配合されているので、除毛効果だけでなく、「乾燥を感じにくい」など肌の状態を保つ効果もあるのか知りたいと思い、選びました。
『エピサラ』には、毛を溶かす成分の他に、保湿成分がたくさん配合されています。このように聞くと、それだけで、肌にやさしい印象がありますね。
エピサラには、はっきりと『敏感肌用』とは書かれていませんが、もう一つお試しした『ヴィート・バスタイム除毛クリーム プレミアムライン ナチュラルズ(敏感肌用)』と比べて、肌への影響にどのような違いがあるのでしょうか?
まずは、どのような特徴の除毛クリームなのか、ご覧ください。
専用のスパチュラ(ヘラ)を使用
ゆるやかにカーブした形をしているため、肌にあてやすい印象です。
クリームの質感
クリームはやわらかめなので、足や腕に塗る際は、垂れてしまわないように注意が必要です。
におい
商品の公式サイトに『ほのかなラベンダーの香り』と書かれているように、ラベンダーのにおいがしました。クリームに鼻を近づけてにおってみても、除毛クリーム特有の鼻にツンとくるにおいはほとんどありません。使っていて気分が悪くなるようなこともありませんでした。
1.除毛クリームを塗る
除毛クリームを肌に塗り、毛が見えなくなるまでスパチュラで伸ばします。
2.時間をおく
5分~10分、待ちます。※今回の検証では、ほとんどのお試し隊員が5分の待ち時間でした。
3.スパチュラでクリームを落とす
スパチュラを使い、一定方向へクリームを落としていきます。
4.ティッシュでふきとる
ホームページや、商品と同封されていた使用説明書には、「ティッシュできゅーっと拭き取ります」と書かれています。
また、商品パッケージには、「付属のヘラ、脱脂綿、ガーゼ等で擦らずにクリームをよく取り除き」と書かれています。肌の状態を見て、ふきとる方法を変えてみたほうが良いのかもしれません。
5.水で流す
除毛クリームが肌に残らないよう、水かぬるま湯で流します。
6.お手入れ完了!
以上が『イッティ episara(エピサラ)』の使い方です。乾燥肌・敏感肌のお試し隊員は、このあとに保湿化粧品アクアテクトゲルを塗り、お肌を保護しました。
ティッシュやヘラでなでるようにクリームを落として除毛する点は、粗いスポンジでこすって除毛する『ヴィート・バスタイム除毛クリーム プレミアムライン ナチュラルズ(敏感肌用)』よりも肌に起こる摩擦が少ない印象です。これによって敏感な肌への刺激も変わるのでしょうか?さっそく、お試し隊が1ヶ月間試した結果をご覧ください!
【レポート1】使いやすさや、肌への刺激は?
まずは、『使用感』です。『エピサラ』についても、除毛クリームを塗ったとき、敏感肌でも刺激を感じないかどうか、見ていきます。また、やわらかいクリームは、上手にスパチュラで伸ばせるのでしょうか?
敏感肌チームの感想
- 使用直後は、ヒリヒリ感が
- クリームがやわらかく、うまく伸ばさないと床に落ちてしまうことがあり注意が必要
- やわらかいので厚く塗るのが難しい
- 匂いは、あまり良い匂いではなく、使っていてややストレスを感じることも…
- ヴィートほどではないものの、1回目にクリームを塗って時間をおくと、少しピリピリ
- 2回目以降は、使用量を増やしましたが、ヒリヒリ感なく使える
- ティッシュでぬぐうときにも、それほど摩擦を感じず、簡単に落とせた
敏感肌・乾燥肌チームの感想
- 塗り広げると、クリームが体温で溶け、垂れてしまいそうに
- においは、特に感じず
- 肌に赤みやかゆみが出ることはありません
乾燥肌チームの感想
- テクスチュアがやわらかく、初回は均一に乗せるのに苦労
- 塗っても痛みやかゆみは感じません
【レポート2】除毛効果は?
次に、毛の状態です。クリームがやわらかく、塗り広げることに四苦八苦したお試し隊でしたが、きちんと除毛できたのでしょうか?
敏感肌チームの感想
- 初回はうまくのせられず処理むらあり
2回目以降は処理むらのないよう、念入りに塗ったものの、毛残りはあり
敏感肌・乾燥肌チームの感想
- 初回は腕の内側の毛残りあり。ふき取り作業が甘かったのか?
- 2回目以降は、内側も注意して、ふき取ることで、きれいに除毛することができました
乾燥肌チームの感想
- 1回目は塗ったクリームが薄かった部分に、毛残りあり
- 2回目は、均一にクリームを伸ばせたものの、1回目に残った毛が、また残ることに
- 3回目はきれいに除毛できました
写真で見る肌の様子
●使用直後
1回目の除毛時は、毛が伸びていたためか、こんなにきれいになりました
●使用から1週間後
このように処理むらが出ていました
処理むらがあると、1週間後の毛の長さもまちまちです。これくらい伸びると、気になってきます
【レポート3】使用後の肌の状態
最後は、『肌への影響』です。『ヴィート』では、湿疹や赤みが出たお試し隊員が多くいました。『エピサラ』は、1ヶ月間、肌が荒れることなく使い続けることができるのでしょうか?
敏感肌チームの感想
- 使用直後、使用部位に少しだけヒリつきやかゆみ、赤みが出る
- 特に足のかゆみが1週間続くものの、その後は、特に問題なく(肌がすべすべになったように感じるほど)
敏感肌・乾燥肌チームの感想
- 1回目は、水で洗い流した後の使用部位に赤い発疹。2回目以降にも数個の赤い発疹があったものの、その後は、肌に刺激を感じることなく除毛できた
- 1~3回目は問題なかったものの、4回目は除毛直後に湿疹。翌日には落ち着く
- 除毛後、毎回、赤み。除毛した日の翌日以降は肌が乾燥し、粉をふいたようになったり、かさついて、ちりめんシワが出るような状態になった
乾燥肌チームの感想
- 肌に刺激を感じることなく、問題なし
写真で見る肌の様子
●『ヴィート』で湿疹が出たお試し隊員も、『エピサラ』は問題なく除毛できました
ツルツルです
●隊員によっては、赤み・湿疹が出ることあり
使用部位に赤みや、赤い湿疹ができることがあり
イッティ episara(エピサラ)で除毛を行ってみて
- 除毛クリームがうまく広げられず、処理むらが出て、思うように除毛ができない部位があった
湿疹や肌荒れが思った以上にしなかった
という結果になりました。
『ヴィート』と大きく違ったのは、『エピサラ』は、クリームがやわらかいため、クリームを塗り広げることに苦労した隊員が多かったこと。結果的に、無理むらとなり除毛ができる部分とできない部分にわかれてしまいました。また、足の内側などに塗ると、ぽたぽたと落ちてしまい、「うまく除毛できない」という結果に。
クリームをうまく塗り広げられないと、処理しきれずに残ってしまう毛が出てきます。また、うまく使えないことで、処理することが面倒になってしまうこともあります。そのため、除毛クリーム選びには、クリームが扱いやすいものかどうかを、重要なポイントだったのです。
そして、一番驚いたことは、数日続くような赤みやかゆみ、湿疹がでたお試し隊員の数が、『ヴィート』と比べて少なかったことです。
使用後、「肌がツルツル・すべすべになった」と感じたお試し隊員がいたように、配合されている、たくさんの保湿成分の働きがあったのかもしれません。もしくは、「毛が少し残った」と感じるお試し隊員もいたように、毛を溶かす成分が少し弱く、肌に刺激を与えにくいものだったのかもしれません。
事実として、敏感肌のお試し隊のうち、大半が肌に刺激を感じずに除毛することができました。
今回の検証では、除毛クリームの種類によって、肌に与える影響が異なることが分かりました。
ただ、お試し隊全員が肌に刺激を感じなかったわけではないことから、やはり人によって、合うもの、合わないものが異なってきます。化粧品と同様に、使用前には、必ずパッチテストを行うことをおすすめします。
更新日:2017.10.01投稿日:2015.04.06