パッチテストとは
化粧品を使用する前に、肌を守るために行うテストです。
その化粧品が、成分的に、あなたの肌にあうかどうかを確認することができます。
分かること
その化粧品を使って、アレルギー性の接触皮膚炎の症状(赤みやかゆみ、かぶれなど)が起こらないかどうか
パッチテストは、肌を守るための基本
化粧品に含まれる成分に限らず、どんな物質にもアレルギー反応を持つ人がいます。身近なものだと、ソバや卵、牛乳などもそうです。だからといって、ソバや卵が体に良くないものか、というとそんなことはありません。
同じように、化粧品の成分に関しても、アレルギー反応がでるかどうかは、個人の体質によります。パッチテストを行うと、この自分の体質を知ることができます。
アレルギー反応は、ある日突然、現われることもあるため、「今までアレルギー反応を経験したことがないから」とか、「どんな化粧品でも問題なかったから」という方も、新しい化粧品を使う前には必ずパッチテストを行うことをおすすめします。
特に、敏感肌の方は、どのような化粧品でも、肌につける前には必ずパッチテストを行い、自分の肌を守りましょう。
化粧品を直接顔につける前に、事前にパッチテストを行うことで、自分の肌に合う化粧品なのかどうかを判断することができます。
自宅で行うパッチテストの方法
化粧品を上腕内側にぬります。
- 入浴後、清潔な肌でお試しください。
- 腕の内側に指で薄く10円玉大に塗り、自然に乾かします。
- その後は、テスト部位に触れないでください。
- 洗顔料の場合は、上腕(二の腕)の内側に10円玉大に薄く塗り、3~5分程待ってから、洗い流してください。
約24時間後に確かめてください。
異常がなければ、入浴後、再度、腕の内側に塗ります。
- 時間は必ず守ってください。
- 入浴前などに、テスト部位を観察します。(24時間後観察)その後入浴しても構いません。
- テスト中および2回目の観察時において発疹・発赤・かゆみ・水泡等の異常を感じたら、すぐにテストを中止し、洗い流してください。
(異常があった場合は、皮膚科専門医の診察を受けてください)
さらに24時間後観察し、テスト部位に何の異常もなければ使用OKです。
- 約24時間後入浴前などにもう一度観察してください。(48時間後観察)
異常がなければこの化粧品はあなたの肌に合うということですので、 安心してご使用を始めてください。
※顔の肌だけが極端に敏感肌という場合は、顔に使用する際に、パッチテストとは違った症状が出ることがあります。顔には少量からお試しください。
パッチテストを行う前の注意点
生理中のテストは避けて
生理中は肌の変化が大きく、反応の有無の確認が難しいです。
パッチテストは、生理終了後1週間以上たってから行いましょう。
自宅で行うパッチテストで
アレルギー反応が見られたら
パッチテストでアレルギー反応が見られると、化粧品のパッケージに書かれている成分表を見て、
「アルコールが含まれているから合わないんだ!」
「この成分は肌に良くないと聞いたことがあるから、アレルギー反応が出たのはこの成分のせいだ」
と判断される方が時々いらっしゃいます。 この勝手な判断は、危険です。
「きっと~だろう」という想像をもとに次の化粧品を選んでも、その想像が間違っていれば、アレルギー反応のでる化粧品をまた選んでしまうかもしれません。また、本当は使える化粧品を遠ざけてしまうことにもなります。
自宅で行うパッチテストで判明することは、「この化粧品に含まれる成分のどれかに、アレルギーの可能性がある」ということです。「どの成分にアレルギーがあるのか」までは分かりません。
それを突き止めるためには、皮膚科で行われるパッチテストを受けることをおすすめします。
この方法では、さまざまな成分に対して、ひとつひとつ、アレルギーの有無を確認することができます。
これによって、「どの成分にアレルギーがあるのか」が分かれば、今後は、その成分を避けて化粧品を選ぶことができます。
肌を守るために、パッチテストは重要なヒントを与えてくれます。 正しく行い、あなたのスキンケアに役立ててください。
パッチテストを行うために、新しい化粧品を試すときには『お試しセット』から始めることをおすすめします。
私たちも、自社の化粧品をご紹介するときには、必ずパッチテストを行っていただくようご案内しています。
アクシリオシリーズは、こちらのお試しセットでパッチテストを行うことができます。肌に合う化粧品をお探しの方は、お試しください。
更新日:2017.11.08投稿日:2013.08.29