シミとは、メラニン色素が肌にとどまっている状態のことを言います。 だから、メラニン色素はシミの元と言われます。
まずはこのメラニン色素の働きについて説明しましょう。
メラニン色素は、紫外線が肌の内部に侵入するのを防ぐ役割を持っています。 と、同時に、様々な刺激から肌を守る役割もあります。
このメラニン色素を作っているのは、肌の一番底にある『メラノサイト』です。 紫外線や刺激を感じると、肌はメラノサイトに働きかけ、メラニン色素を分泌させます。
肌にはターンオーバーという生まれ変わりの機能があるため、作られたメラニン色素は自然と排出されます。
しかし、メラニン色素が作られる(生成)と、肌から排泄されるバランスが崩れると、その結果として、メラニン色素が過剰に表皮内に蓄積されます。こうしてできるのが、シミやそばかすです。これらをまとめて、『色素沈着』と呼びます。
シミの場合は、20歳代~60歳代と幅広く発生します。特に顕著なのが、30歳代後半からで、一般的な平均としては、42歳前後で増えてきます。
そばかすは、遺伝的な素因で発生してくるもので、生まれつきであるものです。ですから、後天的にできるシミとは異なるものです。
更新日:2017.11.07投稿日:2013.07.11