- 表示名称:甘草エキス
- INCIコード:Licorice(Glycyrrhiza Glabra)Extract
- 一般名:カンゾウエキス
甘草エキスは、どのように作られるのか
マメ科植物カンゾウ(甘草)またはその同属植物の根、茎から得られるエキス。
カンゾウは、日当たりのよい乾燥した砂漠地帯や草原、河川流域の砂質粘土地に自生している。
褐色~黒褐色のエキス(粘性)で、特異なにおい、甘味がある。
グリチルリチン酸、テルペノイド、フラボノイドを含む成分。 古代から生薬として刺激緩和、解毒の目的で使用された。
生薬甘味の成分はサポニンの一種であるグリチルリチンで、他にリキリチン、イソリキリチンなどを含み、クマリン、アミノ酸、糖類も含む。
甘草エキスの性質
グリチルリチンを多量に含んでおり、抗アレルギー作用、抗炎作用、副腎皮質ホルモンなどの作用を持っている。
消炎効果が強力で、肌荒れ予防、ニキビ予防や悪化防止の目的の化粧品に配合されている。
カンゾウに含まれているグラブリジンには美白効果があり、油溶性カンゾウエキスが美白化粧品に使用されている。
頭髪用の製品では、フケ、カユミを防ぐ目的で多く使用される。
酸化防止剤や皮膚コンディショニング剤、保湿・湿潤剤として配合される。
甘草エキスがよく使用される製品
主に化粧水や乳液、美白化粧品、基礎化粧品、ヘアトニック、ヘアローション、頭髪用化粧品などに配合。
更新日:2017.11.10投稿日:2013.11.11