- 表示名称:カルナウバロウ
- INCIコード:Carnauba(Copernicia Cerifera)Wax
- 一般名:カルナウバロウ
カルナウバロウは、どのように作られるのか
カルナウバヤシの葉の葉柄の分泌液から抽出され作られた固形のワックス。 硬くてもろい淡黄色から淡褐色の植物性のロウ。
常温で、液体の油脂とブレンドして、製品の粘度や乳化状態を安定に保つ。
セロチン酸ミリシル、脂肪酸と高級アルコールからなるエステルオイルが成分の多くを占めている。
カルナウバロウの性質
植物性のワックスの中でも、融点が高いので夏季にも軟化変化しない。
わずかに特有なにおいがあるものの、つや、光沢性、強じん性、硬さ、微結晶性などが植物性ワックス中最も高い。
天然油脂であるので、特に安全性を要求される口紅には必須の成分。
固めてムダ毛を抜く脱毛ワックスなどにも配合されている。
経口安全性が高く、医薬品やサプリメントの錠剤成型など、粉末や固形成 分を固めるためにも使われている。
カルナウバロウがよく使用される製品
主に、油剤、増粘剤、艶出し剤、撥水剤、乳化剤などとして、乳液やクリーム、口紅、メイクアップ化粧品、脱毛剤、ヘアーディップ、エステティック用のマッサージクリームなどに配合。
更新日:2017.10.25投稿日:2013.10.23