- 表示名称:褐藻エキス
- INCI:コード
- 一般名:海藻エキス(1)~(4)
褐藻エキスは、どのように作られるのか
褐藻エキスとは、もずくやわかめ、昆布などの褐藻類に特有の、ぬめりの成分として得られるエキス。
アミノ酸、アルギン酸、カラギーナン、糖類などの成分が多く含まれている。
海藻の種類や組み合わせによって抽出されるエキスの効果、特性が異なる。
世界で確認されている海藻は約2万種ある。
日本では海藻の種類と抽出方法により4種の海藻エキスに分類されている。
海藻エキス1
褐藻類またはめかぶから水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、またはこれらの混液により抽出して得られるエキスのこと。
保湿作用を有するといわれる。
海藻エキス2
褐藻類と呼ばれる海藻から塩化ナトリウム溶液で抽出して得られるエキスのこと。
この成分は主にアルギン酸で、乳化安定剤・吸収性・保湿性・増粘性を持つ。
海藻エキス3
褐藻類のコンブ、紅藻類のエギスという海藻から水で抽出して得られるエキスのこと。
保湿性・造膜性・皮膚の柔軟化に効果を発揮し、スリミング作用を持つといわれている。
海藻エキス4
緑藻類・褐藻類・紅藻類の海藻から1.3ブチレングリコール溶液で抽出されるエキスのこと。
保湿性・造膜性・皮膚の柔軟化に効果を発揮し、スリミング作用を持つといわれている。
褐藻エキスの性質
海藻エキスの成分には皮膚の柔軟化、皮膚の引き締め、皮膚の活性化、保湿作用などがあるため、多くの化粧品に使用されることが多い。 保湿効果に優れ、乾燥から肌を守り、ハリ持たせる目的で配合されている。 また引き締まった保湿性の保護膜はパックなどのベースに適し使用されている。
褐藻エキスがよく使用される製品
主に、皮膚軟化剤、スリミング剤、乳化安定剤、増粘剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、美容液、パック、美白クリーム、マッサージクリームなどに配合。
更新日:2017.11.01投稿日:2013.09.27