加水分解ケラチン

  • 表示名称:加水分解ケラチン
  • INCIコード:Hydrolyzed Keratin
  • 一般名:加水分解ケラチン液

加水分解ケラチンは、どのように作られるのか

ケラチンは表皮の角質層や毛髪、爪などに含まれるたんぱく質。

加水分解ケラチンはケラチンタンパク質のシステイン結合(S-S結合)で切断したものをさらに酸、アルカリ、酵素などで加水分解したものである。

含硫アミノ酸のシスチンの比率が高くイオウも含んでいる。

液は淡黄色~褐色の透明液体、粉末は淡黄色~褐色で、いずれもわずかに特異なにおいがある。

アミノ酸の構成でイオウを含むシスチンの比率が高いのが特徴。

加水分解ケラチンの性質

皮膚や毛髪は同じケラチンたんぱく質から出来ているので親和性があり、皮膚や毛髪のコンディショニング剤として使用されている。

皮膜剤、界面活性剤としてや、感触改良や肌荒れ防止のためにも使用。

加水分解ケラチンがよく使用される製品

主に、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤、爪コンディショニング剤、皮膜剤、界面活性剤などとして、乳液やクリーム、美容液、シャンプー、リンス、トリートメント、育毛剤、頭髪用化粧品などに配合。

更新日:2016.02.17投稿日:2013.07.26

この記事があなたの役に立ったなら、あなたのお友達にも教えてあげてください。
以下のSNSボタンをクリックするだけでOKです。

化粧品成分辞典一覧

目次