プラチナナノコロイド

  • 表示名称:プラチナナノコロイド
  • INCIコード:Platinum Powder
  • 一般名:白金

プラチナナノコロイドは、どのように作られるのか

「ナノ」とは10億分の1を表す単位で、「超微細」という用語です。1ナノメートルは、1メートルの10億分の1、つまり、1ミリメートルの100万分の1の大きさという意味。

近年は、「ナノテクノロジー(超微細技術)」の応用が盛んに行われており、化粧品分野でも、スキンケアやメイクアップ製剤に使われており、プラチナナノコロイドもナノテクノロジーが使われた一例です。

空気や液体などの媒質の中に分散させることをコロイド状態と言い、化粧品原料として使用するために、白金(プラチナ)をコロイド状態にしたものがプラチナナノコロイドです。

プラチナナノコロイドの性質

プラチナナノコロイドは「サビない」と良く表現されるように、2005年に開発された抗酸化物質で、シワやシミなどの原因と考えられている活性酸素の中で、スーパーオキサイドアニオンラジカル、ヒドロキシラジカルなどを消去する作用が高く、過酸化脂質の発生も抑制するとされています。

しかし、化粧品原料としての「ナノ」原料は、粒子が小さいため、従来の材料とは異なる特性や形状を有することにより、人への健康被害を懸念する指摘もあります。

日本化粧品工業連合会においても、2004年から現在も、ナノマテリアルに関する調査・研究が進められていますが、皮膚への安全面に関しては検証は行われておらず、現状は確実なことが言えない状況です。

ナノ白金(nPt)は、食品・化粧品に適用されているにも関わらず、安全に利用するための情報が圧倒的に不足しており、その知見収集が喫緊の課題となっている。
引用元:日本化粧品連合会 ナノマテリアルに関する2017年4月調査報告

プラチナナノコロイドがよく使用される製品

ローション、エッセンス、乳液、美容液のほか、ドリンク剤やヨーグルト関連商品、サプリメントに使用される。


 

投稿日:2018.11.27

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