口の周りの皮むけ・赤み、その原因と対策は?

口の周りは乾燥しやすい

口周りは、顔の中でも特に皮むけが起こりやすい箇所です。

というのは、皮脂を分泌する皮脂腺が少なく、乾燥しやすいからです。

人の肌の表面は、本来、汗と皮脂が混ざり合った天然の保湿クリームに覆われています。このクリームが、肌の柔軟性を保ち、肌から水分が蒸発することを防いでいます。

しかし、口の周りには、皮脂を分泌する皮脂腺が少ないです。

そのため、顔の他の部位と比べると、乾燥しやすくなるのです。

さらに、もうひとつの特徴が、皮むけを起こしやすくします。

口の周りは刺激を受けやすい

口は、喋ったり、笑ったり、食事をしたりするたびに、よく動かします。

水分と油分が十分にあれば、肌は柔軟性に富み、顔の表情にあわせて伸び縮みします。

しかし、乾燥していると、動かすたびに無理にひっぱられ、肌の一番表面にある表皮が引きつれ、めくれてしまいます。

つまり、「乾燥しやすいうえに、よく動かす」という2つの特徴によって、口の周りは皮むけが起こりやすくなるのです。

赤い炎症も起こりやすい

また、乾燥しやすいということは、肌のバリア機能が低いということでもあります。

皮脂には、肌の潤いを守ると同時に、外部の刺激から肌を守る役割があります。

口の周りのように皮脂の分泌が少ない箇所や、乾燥肌の場合には、皮脂によるバリア機能が十分に働かず、肌はちょっとした刺激にも過敏に反応しやすくなります。

口の周りが、皮むけと同時に、赤くなったり、過敏になってヒリヒリするのには、このような要因があるのです。

という話を聞くと、不安を感じられると思います。ですが、正しい方法でスキンケアをすることで、健やかな肌状態を目指すことができますので、ご安心ください。

口の周りの乾燥・皮むけ改善方法

まず行っていただきたいことは、肌に『水分と油分・保湿成分を与える』保湿のお手入れです。

口の周りの皮むけを目立たないようにするために、油分の多い化粧品(オイルやクリームなど)が使用されることが多いです。

もし、あなたも現在そのようにケアをされているなら、水分を与える化粧品(化粧水など)をプラスしてみてください。

油分の多いクリームは、肌の表面を覆い、不足している皮脂の役割を果たします。つまり、バリア機能として外部の刺激を和らげてくれます。しかし、油分ですから、肌に水分を与えることはできません。

肌の潤い(水分とそれを維持するための油分や保湿成分)不足が、口の周りの乾燥や皮むけを引き起こします。油分だけでは、肌の水分量を上げ、根本的に肌状態を改善することができません。(『効果的な保湿と、効果のない保湿』を併せてお読みください)

水分・油分・保湿成分をバランスよく与える保湿ケアを行い、乾燥しやすい口の周りを潤していきましょう。

肌が潤えば、乾燥や皮むけが起こりにくくなり、それと同時に、肌のバリア機能も高まります。赤い炎症も起こりにくくなりますよ。

もし、お手入れ方法に迷われる場合は、こちらの保湿クリームをお試しください。1本で、たっぷりの水分と適度な油分・保湿成分を与えるケアができるため、口の周りの皮めくれの対策を簡単に行うことができますよ。

更新日:2017.11.09投稿日:2013.10.11

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