休肌日・肌断食が『肌にいい』理由
何でも、日常的にスキンケアを行っていると、肌を甘やかしていることになり、どんどん弱くなっていくのだそうです。だから、休肌日を設け、何も塗らないことで、肌本来が持っている回復力を引き出すそうです。
『休肌日』や『肌断食』の一般的な考え方はこのようなものです。
では、ひとつずつ考えてみましょう。
『スキンケアは肌を甘やかす』のか?
まず、スキンケアが肌を甘やかすという考え方です。そんな簡単に肌が甘えるわけがありません。
我々生物は、何百年、何千年、何万年をかけて、今の状態に進化してきました。肌の機能もそうです。長い時間をかけて、今の私たちが持っている機能を備えるにいたったのです。
それを、わずか数年~数十年足らず、スキンケアを行ったからといって、そんな簡単に肌の機能を失うことはありません。
もし、本当にすぐに肌を甘やかすことができ、肌が環境に適応して機能を変えてしまうなら、 逆に、現代のような肌に悪い状況に順応して、あらゆる肌トラブルと無縁になっているでしょう。馬鹿げた話です。
『スキケンケアをしないと肌の回復力が引き出される』のか?
次に、肌に何もつけないことが肌本来の持っている回復力を引き出すのか? 一体、何が根拠になってこんなことが言われているのかが分かりません。
そもそも何もしないと乾燥するから、乾燥肌と言います。何もしないで健康な肌なら、スキンケアそのものをする必要はないでしょう。どんな化粧品やメイクをしても問題ありません。
そういった恵まれた人ではなく、肌が乾燥した状態というのは異常事態なのです。だから、何か対応策を施さなければどんどん悪化するだけです。
もし、何もしないことによって、我々に本来備わっている回復力が活性化するなら、世の中に肌トラブルはなくなっているでしょう。病気もなくなっているでしょうね。
まとめ
休肌日や肌断食のような『スキンケアをやめる』ことは、刺激的で、画期的なことのように思います。こういったことは、『今までになかった効果』があるような期待を持たせます。でも、よくよく考えてみれば、乾燥肌の方にとっては危険な行為であることが分かるはずです。
ですから、もし乾燥肌を改善したいなら、休肌日や肌断食ではなく、保湿に特化したスキンケアで肌を潤してください。乾燥肌改善のための保湿スキンケアは、今すぐクリック!
投稿日:2013.07.13