赤ら顔とは
一言に『赤ら顔』と言っても、実は様々な肌状態のことを指しています。
『赤ら顔』とは、「こうした症状のことを言います」という決まりのある言葉ではなく、単に『顔が赤いこと』を指すものだからです。
(顔の中でも特に「頬」の部分が赤くなる状態を指すことが多いです。)
一般的に『赤ら顔』に分類される7つの症状をご紹介します。
赤ら顔の7つの原因
赤く腫れ、炎症を起こしたニキビがたくさんできることで、顔全体が赤くなることがあります。
ニキビは、毛穴部分に、皮脂や老廃物が詰まることでできるものです。
詰まってしまった皮脂や老廃物には、アクネ菌などの雑菌が繁殖しやすく、雑菌の過剰な繁殖によって、肌が炎症を起こし、赤く腫れてしまいます。
炎症は、当初毛穴付近で起こりますが、だんだんと悪化することによって、拡大します。
このような腫れたニキビがたくさんできると、腫れた部分がつながり、顔全体が赤い状態になります。 これを『赤ら顔』と表現することがあります。 この状態では、常に肌は赤く、熱を帯びていることもあります。
花粉症に代表されるようなアレルギー症状が、赤ら顔の原因になることもあります。
アレルギー物質が肌に付着すると、肌はその物質から体を守るために、過剰な抗体反応を起こします。それが、肌に赤い炎症を起こしたり、かゆみや湿疹になることがあります。
軽いものなら、アレルギー物質が肌に触れているときにだけ症状が出、アレルギー物質が離れると、落ち着きます。 しかし、症状が重い場合には、アレルギー反応が起こった部分の炎症が大きくなり、また、その炎症が治まるまでに数日かかることもあります。
肌の色素が元々薄い方、肌が敏感な方、また肌トラブルなどで肌が薄くなってしまった方に起こる『赤ら顔』です。
肌表面から毛細血管が透けて見えることから、血管が青く透けることもあり、血行不良が起こった際には青白い顔色に見えることもあります。
原因が不明ですが、皮膚疾患で血管拡張が起こることもあります。
その際、拡張した毛細血管の血色が透けて見え、その結果、顔全体に赤みが増します。皮膚の下にある血管1本1本が鮮明に見えることもあります。
肌は、いくつもの角質細胞が折り重なって形成されています。 肌の水分が少なくなると、細胞同士の結束が弱まり、はがれやすくなります。
こうなると肌を外的刺激から守るバリア機能が低下してしまうほか、薄く皮むけが起こることなどから、肌表面に目に見えないくらいに小さな傷がたくさんできてしまうことがあります。
その結果、肌全体が赤く見えて『赤ら顔』になることがあります。
アルコールを摂取したときもそうですが、気温差などの影響を受け、血流が急激に増えると、肌が赤く見えることがあります。
お風呂上がりの『のぼせ』は、頭部へ血流が集中している状態ですが、この時、頬部分は肌が薄く血管が多いため、頬の赤みが強くなることが多いです。
極度の緊張、恥ずかしいという気持ちは、体の機能を調節する自律神経の中でも、交感神経の働きを活発化させます。
これにより、毛細血管が拡張し、うっ血したような状態になることで、顔の赤みが増し『赤ら顔』になりやすいです。 また、体温の上昇、発汗なども、同時に促進することがあります。
肌に炎症が起こって赤い場合、血行が良くなって赤い場合、肌が敏感になって赤みが出ている場合、さらには気温差や、精神的な作用によって一時的に顔に赤みが差す場合、反対に疾病等によって継続的に赤くなる場合、さまざまではありますが、いずれも、『赤ら顔』と呼ばれます。
赤ら顔の対策
このように、赤ら顔の原因は多岐にわたります。 そのため、赤ら顔の対策も、「赤い部分を冷やす」「体全体の血行を良くする」「皮膚疾患の治療」など、その原因によって様々に変わります。
まずはご自身の肌に起こっている赤ら顔の原因が何であるかを突き止め、その原因にあった対策を行なっていきましょう。
接触性・脂漏性・日光性などの皮膚炎や、その他の疾患である可能性もあります。原因を探す際には、皮膚科医の診断を受けることをおすすめします。
また、肌の状態を整えることで、赤みが目立ちにくくなることがあります。
特に、「1.赤く腫れたニキビ」「2.顔がかぶれる」「3.毛細血管が透け赤く見える」「5.表皮がめくれ上がる」これらが原因の場合には、肌の水分量を上げるスキンケアで改善を期待できる場合があります。
肌の水分量を上げるスキンケア方法でお悩みでしたら、一度こちらの保湿化粧品をお試しください。お悩みの解消をお手伝いできると思います。
更新日:2017.11.06投稿日:2013.11.06